四十肩、五十肩で病院に行くべき?ぎっくり腰の原因って?

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仕事や家事で体を動かすより、腰痛なんかには安静が第一?

一般的な肩こり・首痛・腰痛はは筋肉の緊張で起きるわけですから、まずオフィスで長時間パソコンの前に座ってじっとしているよりも、体を動かしているほうがストレッチ効果もあって楽になっていくはずです。

最近注目されている理学療法の一種「マッケンジー法」でも同じ考え方ですが、基本的なことを言うと、逆に体を動かしているのに肩こり・首痛・腰痛がどんどん悪くなっていくのは、シリアスな病気である可能性か高いと考えたほうがいいかもしれません。

 たとえば、専門医の診察が不可欠の「腰部脊柱管狭窄症」(せきちゅうかんきようさくしょう)なんかの場合は、普通に歩いているだけでどんどん悪くなっていっちゃいます。腰か痛くて一番つらいのは、朝ヘッドから起き上がったときです。

腰が曲がらないので、少しずつ伸ばしたりしているうちに、しばらくすると自然によくなっていますよね。ただし、これも痛みの程度にもよると思いますので、一体を動かしていて少し楽になったからといっても、気にする場合は無理はせず専門医を受診しましょう。

ぎっくり腰、四十肩・五十肩で病院に行くべきか

ぎっくり腰の原因って実はよくわからない部分も多いのですが、今のところ3つくらい考えられています。

1つは腰椎椎間板、2つめか腰の関節、3つめが腰の筋肉です

これは、整形外科の医師とぎっくり腰の原因について会話した話ですが、こちらが関節包と呼ばれる関節を包み込む袋のような部分か炎症を起こしている状態ではないかと言ったところ、先生は「筋肉か筋肉の膜に問題があるんじゃないか」と言っていました。

ただし、原因が右の3つのどれだとしても、原則的には腰痛持ちの85%に入るもの、つまり大半の人は自然によくなっていくものだと考えて下さい。

とにかく筋肉が炎症を起こして腫れていることは間違いありませんから、後ほど述べる湿布の原理と同じで、痛みのピークである当初は冷やして、あとは血流をよくするために温めるのか正解です。

四十肩・五十肩は 肩関節をセロハンテープのようにサポートする関節包が、なぜかわからないけれど炎症を起こした状態。首の骨からくる神経痛や肩こりと間違われやすいのが特徴です。

腕を水平からさらに上に上げるのがつらくなったり、お風呂で背中をあらうことができなくなったり自分の背骨に指がとどかなくなったりします。原因はわかりませんが、最近は30代などでも発症することが増えたようです。

これも不思議なんですが、だいたい半年ぐらいで時間が解決するんです。基本的には痛くない範囲内で少しずつ動かしていくのがいいでしょう。整形外科の医師も同じ事を言っていたので、たしかだとは思います。

ぎっくり腰の場合も四十肩・五十肩の場合も、あまりにもつらくて早く痛みを取りたいなら、筋肉の中とかジョイントの周りに局所的な麻酔薬のようなものと、炎症を抑えるための注射を打っことも可能です。注射といっても、ドーピングで使うようなステロイドです。これを打っと、やはり腫れの引きは早いかもしれないですね。

でも基本的には、何度も言いますが、時間が解決するものと考えて差し支えありません。ただし、 ぎつくり腰も四十肩・五十肩も、大元は老化に伴う関節のガタつきからきていることが多いわけですから、首や腰の軟骨の老化が進んでいけばまた何年かに一度は再発する可能性が高いです。