鍼灸、マッサージ、整体、を受けると肩こりや腰痛・首の痛みが楽になる気のは気のせい?本当に効果はある?

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代替医療という言葉があります。医療機関ではない施設での腰痛や肩こりなどを主に対象とした治療の総称です。

一般に医師は筋肉からくる凝りみたいなものは軽視しがちです。「休めばよくなるでしよう」「そのうち時間が解決するでしよう」ということで、 いちいち医者が凝った部分をもんだりなどしませんよね。そのあたりをフォローしてくれるのが マッサージ、整体、鍼灸です。

 ちなみに、これらの代替医療の中で、現在の日本で国家資格が設けられているのは、鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師です。

緊張した筋肉そのものに働きかけ、緩めることを目的とするマッサージなどは種々の病気の急性期(症状が出て6週間以内)には短期的ではあるものの、有効であるというデータがあります。それ以降の治療の効果に関しては、今のところ科学的根拠はないようです。


無理やり曲げる治療が逆効果?最悪のリスクも…

でも、「あなたの背骨は曲がっている」「骨盤がゆがんでいる」などということで、背骨を無理やり曲げたりするようなものもありますが、これはどうでしょうか?そもそも、背骨の中の脊髄がぎりぎりの状態のときに無理やり曲げられると、そのとたんに脊髄が悲鳴をあげて、最悪、手足が動かなくなることもありえるのです。

ですから、これらの施術を受けるときはそのようなことが起きる可能性があるということを了解の上で受けるか、あるいは治療する側との契約をしつかり結ぶことが大切だと思います。ただ、誤解のないようにお話ししますが、すべてのマッサージ師さんや整体師さんかそのような危険性の高い施術を行っているわけではありません。

また、鍼灸治療も多くの方が恩恵を受けているのではないかと思います。私もその経験者の一人でありますが、確かに筋肉痛、神経痛に効果がありますし、実際にそのメカニスムを一生懸命解明しようとしている鍼灸師さんもいます。

ただし、僕が信頼している鍼灸師の先生によると、「鍼灸師のレベルによっても効果に大きく差かありますので、1週間に3回施術しても改善がまったくみられない場合は、専門の医師に診てもらうなど、治療方法を変えてみることが望ましい」とのことです。

いずれにしても、これらの代替医療は、危険性かゼロではないことを自分で理解し、納得して受けるなら悪いことではないと思います。